CONCEPT:

今回は、イタリアで設立されたファッションブランドの初の名古屋の百貨店進出に携わらせて頂き、当社の”縁の下の力持ち”的な立場を発揮したノウハウで実現へと導きました。

STORY:

私たちの世界では、ローカルアーキテクトととしての立ち位置が必要なケースがあります。海外デザイナーや海外の建築家の設計による日本以外のデザイン設計の場合、日本の法規や商業施設のレギュレーションに沿った形で、改めて設計をし直す必要があるためです。

このような案件は、導き出された時間と予算の中でどのように実現し納めていくか、ということが、デザイナーとの折衝の中で大きな課題になります。

実行部隊としての主導権を保ちながら、お客様の理想をヒアリングすることと施設側の法規などの現実的なことのやり取りを交わしながら実施設計～施工まで実施いたしました。

本案件の内容とは外れますが、「言うは易く行うは難し」と言われるデザインの世界の中で、当社の設計デザインと施工の経験と知識を活かし、”地元の店舗内装会社”としての立ち位置から、多くの職人さんに協力して頂いていることを改めて身に染みて感じました。

人手不足と言われる建設業界の社会状況と時間が限られている中で、当社を優先してご協力いただけることに毎回感謝いたします。ものづくりの最前線に立つ職人さんに協力頂き、時にはぶつかり合いながら成し遂げたことが何よりの財産です。

当社は設計デザインのみ関わる場合や設計デザイン～施工まで一貫して行うこともあり、案件の内容によって業務の立ち位置を変えて対応しております。ただし、どの場合であっても、「作ること」に真摯に向き合う気持ちは忘れずに取り組みたいと考えています。