2024年版!今注目されているオフィスデザインのトレンドとは?最新の働き方に合わせたコンセプトとは?

オフィスデザイントレンド

オフィスデザインは、スタッフの働きやすさや意欲に大きく影響するものです。実際に、業績が好調な企業のオフィスは、いずれも優れたデザインを採用しています。

しかし、せっかく変更するのなら、トレンド感を意識するだけでなく、業績アップにつながるおしゃれなデザインに仕上げたい方も多いと思います。

そこで今回は、2024年のオフィスデザインのトレンドについて、詳しく解説してみます。

オフィスデザインの2024年のトレンドは?5つのポイントを解説

まずは、2024年のオフィスデザインのトレンドについて、5つのポイントからご紹介します。

1.リラックスして働けるナチュラル感

リラックスして働けるナチュラル感

2024年のオフィスデザインは、今まで以上にリラックスして働けることが重視されます。

ショッキングで心が痛むニュースが連日のように報道されている今、業務効率を高めるには、スタッフの心理的なケアが必要不可欠です。そこで、勤務中にリラックスして働けるような環境作りに力を入れるべきといえます。

たとえば、メインカラーをベージュ・ライトブラウン・テラコッタといった、ナチュラルで落ち着いた印象の色を選び、観葉植物などで適宜グリーンを取り入れるとよいでしょう。

具体的には、若い人に人気のカフェを参考にすると、分かりやすくておすすめです。

2.個人エリアとチームエリアの自然な共存

個人エリアとチームエリア

チームでの仕事をスムーズに行うには、スタッフ同士の円滑なコミュニケーションが課題になります。

とはいえ、スタッフが常に向かい合って仕事をする必要はありません。

普段は個々の業務に集中できるようそれぞれに個人エリアを用意し、打ち合わせなどですぐに集合できるよう、チームエリアを別途用意することがおすすめです。

理想的なオフィスでは、個人エリアとチームエリアがワンフロア内で自然に共存しています。

たとえば、中央に大きな共有デスクを配置し、いつでもチームミーティングできるようにするなどです。

オフィスにある程度の広さが必要ですが、同一チームのメンバーとの意思疎通や情報の共有がスムーズになり、生産性が向上します。

3.仕事がはかどる快適で機能的な空間

仕事がはかどる快適で機能的な空間デザイン

スタッフの仕事がはかどるよう、オフィスデザインは、快適で機能的な空間に仕上げるよう意識することが大切です。この点は、2024年も引き続きトレンドになっています。

快適で機能的な空間は、スタッフの労働意欲を後押しし、結果を出しやすくする効果が期待できます。ここでは、「空間に余裕がある」ことがキーワードになります。

資料は分かりやすく整理され、誰でも取り出せるように位置に収納してください。デスクのレイアウトは、スタッフがスムーズに移動できるよう、通路を広めに確保することも必要です。

4.フリーアドレス制の導入

フリーアドレス制の導入

フリーアドレス制の導入も、トレンドとして引き続き根強い人気を誇ります。

フリーアドレス制では、スタッフがその日の気分や好みで席を選べることから、業務に集中しやすく、生産性が向上する効果が期待できます。

特に、企画・デザイン担当部署などのクリエイティブな職種やIT業界などで常に新しい考えが要求される業界では、フリーアドレス制の導入が効果的です。

また、リモートワークがごく当たり前の働き方になり、オフィスに全員揃って出社することが減った企業も多いものです。

スタッフの生産性を向上させるためにも、オフィスのスペースを有効活用するためにも、未導入の企業は、検討する余地があるといえるでしょう。

5.企業の個性を感じるこだわりポイント

企業の個性を感じるこだわりポイント

オフィスデザインのトレンドとして、企業独自のこだわりポイントを入れることも挙げられます。

単に最新のトレンドをそのまま取り入れただけでは他社との差別化ができませんし、オリジナリティがないため、満足度が低いものです。

ここは、企業としての個性をアピールし、他社との商談でも話題になるような、ちょっとしたこだわりポイントを入れましょう。

たとえば、コーポレートカラーをアクセントとして適宜使ってみる、経営方針であるSDGsを意識した環境にやさしいアイテムを意識して選ぶなどです。

すると、企業の個性を感じることができ、来客時や商談の際に話題にできるなどのメリットを実感できます。

オフィスデザインを決定する流れは?主なステップごとに解説

理想の事務所デザイン

ここでは、理想のオフィスデザインを実現するための流れを、主なステップごとに解説します。

ステップ1:オフィスデザインの目的を考える

最初に、自社のオフィスデザインの目的を考えてみましょう。たとえば、以下のようなことが挙げられます。

  • スタッフの働きやすさや作業効率の向上
  • チームの団結力アップ
  • 企業ブランディングやイメージの向上
  • 業務のデジタル化やリモートワークへの最適化

当然ながら、どんな目的を重視するかによって、最適な仕上がりが異なります。満足度の高い仕上がりを実現するためにも、今回のオフィスデザインの目的をしっかり定めましょう。

ステップ2:基本的なコンセプトを決める

次に決めるべきは、基本的なコンセプトです。オフィスデザインの目的にマッチするコンセプトについて、熟考していきましょう。

たとえば、2024年に人気のコンセプトには、以下のようなものがあります。

  • ナチュラルベーシック(木材や緑のぬくもりや安らぎのある空間)
  • シンプル&モダン(機能的で洗練された上質感のある空間)
  • カラフル&ポップ(遊び心がある楽しくて創造的な空間)

ただし、オフィスの条件(広さ・間取りの形状・天井の高さや柱の位置など)によっては、細かな仕様変更が必要になることがあります。

実現可能かどうか分からない場合は、後のステップで業者によく相談してみるとよいでしょう。

ステップ3:予算の確保と完了予定日を設定する

オフィスデザインの変更は、積極的な経営戦略の一つではあるものの、予算を無視して進めるのは本末転倒です。

理想のオフィスデザインを実現するのにも、十分な予算の確保が大前提になります。まずは、どれぐらいの予算を確保できるか、ざっくりと概算してみましょう。

また、いつまでに完成させるべきか、具体的な完了予定日も設定しましょう。

完了予定日から逆算し、いつまでに仕様を確定して業者に発注する必要があるかが見えてきます。

ステップ4:業者と相談しながら実際の仕様を考える

ステップ3までの準備が整ったら、業者と相談しながら実際の仕様を考えてみてください。

まずは、自社の希望をすべて業者に伝え、実現可能かアドバイスしてもらうことがおすすめです。

評判のよい業者では、数多くのオフィスデザインを手がけており、最新のトレンドに詳しいだけでなく、実際の成功実例がたくさんあります。

また、それぞれのオフィスの条件や企業の希望、さらには、予算を考慮したベストなプランを提案してもらえます。

プロの視点からのアドバイスを参考にすることで、本当の意味での理想的な仕上がりにグンと近づきます。ここはどんどん頼って、力になってもらいましょう。

まとめ

オフィスデザインのポイント

今回は、2024年のオフィスデザインのトレンドについて詳しくご紹介しました。

リモートワークが定着したとはいえ、出社する機会が増えた今、スタッフのモチベーションを高めて業績アップにつなげるには、適切なオフィスデザインを考えることが必要です。

単に見た目がおしゃれなだけでなく、機能的でスタッフが働きやすく仕上げるためにも、トレンドを意識しつつ、自社にベストなアレンジを考えるようにしましょう。

そのためにも、まずは、たくさんの成功実例を参考にし、信頼できる業者とよく相談して進めていくことが大切です。

ぜひとも、スタッフが自社を自慢したくなるような、素敵なオフィスデザインを目指してみてください。

もちろん、オフィスリニューアルはサイファーにお気軽にご相談いただけますと幸いです。

サイファーのデザインコンセプト作成の流れは以下のページで詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。

デザインコンセプト作成の流れ