【5分でわかる】古民家リフォームで気を付けるべき点とは?住宅価値の向上や古民家であることを活かす工夫とは
空き家問題が社会問題となっているなか、注目の古民家リフォーム。そんな古民家リフォームですが、古民家リフォームとは何なのか?注意点やメリットは?
などが気になるのではないでしょうか?そこで今回は、そんな古民家リフォームの気になる点について詳しく解説していきます。古民家リフォームが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
戸建住宅のデザインに関する記事は以下の記事カテゴリーでまとめています。住まいやインテリアのデザインのトレンド、リフォームのコツなどを詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてご確認ください。
古民家リフォームとは?
古民家リフォームとは、築何十年経過した住宅の内装、外装をリフォームして住宅としての要素を生み出すことです。
最近では、古民家カフェなどの古民家を再生し、他のとの差別化をはかり、集客につなげたりと、ビジネスの分野でも活用されています。
新築の最先端の建材にはない、昔ながらの工法や材料で作られた古民家の良さは、これからも注目されていくことでしょう。
古民家リフォームの注意点とは?
注目度の高い古民家リフォームを、実際に行う際ですが、注意すべき点があります。
・工事のコスト面
・住宅の性能面
・入居までの期間
上記のような注意しておく点が存在します。ここからは、そんな古民家リフォームの注意点について詳しく解説していきます。
一般的な住宅リフォームに比べて、特殊な工事になることが多い古民家リフォームなので、注意点をしっかりと理解しておきましょう。
通常のリフォームよりコストがかかる
リフォームを行う予定の古民家の強度や、劣化状況によってリフォームするべき箇所が多くなります。
そのためリフォーム工事の量が増えるので、必然的にコストアップします。どこまでをリフォームして、どこまでを再利用するのかの判断も、コストの増減に影響してきます。
家の居住性を重視するのか、コストを重視するのか、デザインなのか、古民家リフォームはコンセプトをはっきりさせておくことが重要です
耐震性、断熱性の問題
古民家は築何十年も経過した住宅であるため、耐震基準が当時の基準で建てられています。今の耐震基準に合わせた場合、耐震補強などの必要性が出てくるため、耐震診断などの行い適切対応が必要です。
さらに古民家では、基本的に夏の快適性に重点が置かれ、風通しのよい家に仕上がっています。そのため、冬は寒くなりがちです。
居住性を高めていくためには、寒さへの対応が必要となり、断熱材の施工であったり、最新のサッシへの交換、内窓設置などが必要となってきます。
工期が長期化しやすい
古民家リフォームの工事は、通常のリフォーム工事とは違い、工事期間が長期化しやすいです。工事前の耐震診断などの調査であったり、劣化具合の調査などに時間がかかります。
さらに工事自体も、再利用部分を残しながらの工事となるため、傷をつけたりしないように工事を慎重に行う必要があり作業に時間がかかります。
どこまで工事するのかによって、工事期間はさまざまですが、通常のリフォーム工事に比べ、工期が長くなることは、理解しておきましょう。
古民家リフォームのメリットとは?
ここまで、古民家リフォームの性能面、コスト面などの注意点を解説していきました。しかしそんな注意点があっても、注目されている古民家リフォーム。
実際にどんな魅力やメリットがあるのか気になることでしょう。そこでここからは古民家リフォームのメリットについて解説していきます。
昔ながらの風情のある住まいが可能
木材は家の構造で重要な部分でありながら、風情の感じられる材料としての存在感もあります。古民家では構造体である、柱や梁を見える形で組まれており、壁もしっくいや塗り壁といった自然素材で仕上がっています。
木のぬくもりや、自然素材の仕上げで風情の感じられる、味わい深い家です。古民家リフォームではそんな風情のある住まいに居住性をプラスすることで、特別感のある住まいを実現することが可能です。
自分の好みに合った家にできる
現在の新築では、最先端の建材や設備を採用して、快適な住まいを実現しています。しかし、似たようなデザインや物足りなさを感じる方には、古民家リフォームはおすすめです。
古民家の趣を残しながらも、現代の建材や設備を取り入れたりすることで、デザイン性や居住性を高めたオンリーワンの家に仕上げることが可能です。
間取りもライフスタイルに合わせて変更することも可能なので、生活しづらくなることもなく、和と洋の要素を合わせた和洋折衷の仕様にすることも可能です。
地域活性化につながる
ニュースなど聞く機会の増えた古民家の空き家問題は、社会問題となっており国の課題にもなっています。少子高齢化の影響もあり、空き家が増える一方です。
そんな空き家問題にも古民家再生、古民家リフォームを有効です。空き家となっている古民家をリフォームする際に地域によっては、支援金や補助金を受け取ることが可能です。
お得に古民家リフォームが行え、住む人が増えれば地域活性化にもつながるので、空き家問題にも非常に有効です。
まとめ
今回は、古民家リフォームについて、その注意点から、メリットまで解説していきました。社会問題の解決にも有効な古民家リフォーム。
住む人には、オンリーワンの家を実現させてくれる価値あるものです。最新の材料、最先端の技術を取り入れた新築住宅の良さもあります。
しかし昔ながら古民家を現在の技術と融合した、古民家リフォームにも注目してき、今の新築にはない良さを感じられる家を検討してみるのもおすすめです。
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