2024年最新の店舗開業時に利用できる愛知県の補助金ガイド!名古屋で店舗開業予定の方は必見です!
店舗開業をするには、店舗デザイン費用や開業後の店舗運営費などの資金調達が必要です。しかし、実績や信頼がない新たな事業の場合、金融機関から融資をしてもらうことは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、地方自治体や厚生労働省が行っている補助金や助成金制度です。名古屋で店舗開業を予定している方向けに、利用できる補助金について最新情報を分かりやすくまとめました。
受給するまでの流れや名古屋市で利用できる補助金など、参考になる内容となっています。ぜひ、最後までご覧ください。
店舗開業・リニューアルを成功させるために補助金や助成金を活用しましょう!経験豊富な弊社のパートナーの中小企業診断士が補助金・助成金の取得をサポートします。店舗デザイン設計とかけあわせて、申請から採択、デザイン設計、施工、開業、実績報告、受給まで一貫したサポートを提供しています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
【名古屋版】店舗開業で利用できる補助金
店舗開業で利用できる補助金は様々ですが、ここでは名古屋市で開業する際に利用できる補助金制度をいくつかご紹介します。
ここでご紹介する補助金の内容やルールは、2024年1月1日時点のものです。補助金の内容やルールは随時変更があるため、申請前には必ず各自で補助金の内容を確認してください。
名古屋市スタートアップ企業支援補助金
名古屋市スタートアップ企業支援補助金は、事業の成長や継続が見込まれる企業の創業を支援する制度であり、創業するために必要な経費の一部を負担してくれます。
対象 | 名古屋市内で創業をする方
創業5年以内の中小企業 市税を滞納していない など |
補助金額 | 補助率:補助対象経費の1/3
補助限度額:100万円 |
対象経費 | 人件費、店舗借入費、設備費、知的財産権関連の経費、謝金、マーケティング調査費、広報費、外注費、委託費、官公庁への申請書類作成費用、託児に要する費用、信用保証料、手数料 など |
あいちスタートアップ創業支援事業費補助金
愛知県内に起業や第二創業をする方を対象とした、スタートアップの創出を促進する制度です。この制度は、金銭的な支援に合わせて経営の専門家による伴走支援も受けられます。
対象 | 愛知県内に創業する方
愛知県に居住している方 など |
補助金額 | 補助率:補助対象経費の1/2以内
補助下限額:25万円 補助上限額:200万円 |
対象経費 | 補助対象事業に関係する経費 |
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者の売り上げアップや生産性を向上させるための取り組みを支援する制度です。この補助金制度を利用するには、経営の見直しや経営計画書を作成する必要があります。
対象 | 日本に居住する小規模事業者
商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる など |
補助金額 | 通常枠:50万円
賃金引上げ枠・卒業枠・ 後継者支援枠・創業枠:200万円 |
対象経費 | 機械装置等費 ・広報費・ウェブサイト関連費・展示会等出展費・旅費・新商品開発費・資料購入費・雑役務費・借料・設備処分費・委託・外注費 など |
小規模企業経営基盤強化設備投資補助金
小規模企業経営基盤強化設備投資補助金は、名古屋市内の事業所に新たな機械設備等を設置する場合に支援をしてくれる制度です。
対象 | 名古屋市内で事業を営む小規模事業者
営利目的の事業を営んでいる方 みなし大企業ではない方 など |
補助金額 | 補助限度額:300万円 |
対象経費 | 固定資産課税台帳に登載された機械設備 など |
IT導入補助金
中小企業で働く労働者の生産性を向上させることを目的とした制度です。業務を効率化させたり、業務を改善させたりするためのITツールを導入する際に金銭的支援を受けられます。
対象 | 飲食、宿泊、小売などを営む中小企業 |
補助金額 | 補助率:補助対象経費の1/2〜⅘
補助限度額:450万円 |
対象経費 | ソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入関連費、ハードウェア購入費 など |
店舗開業で補助金を利用するメリットとデメリット
店舗開業における補助金の利用は、もちろんメリットだけではありません。デメリットもしっかりと理解した上で、利用するか決めましょう。
補助金を利用するメリット
補助金を利用するメリットは、主に3つです。1つ目は、返済不要のため金銭的負担が減ります。店舗開業において、金銭面での不安や負担が大きいという方は多いのではないでしょうか。
補助金は、利用する制度によりますが基本的に給付額が多く、返済する必要もありません。そのため、金銭的不安や負担を大きく減らせます。
2つ目は、会社の信用度が上がることです。補助金は審査基準が高く、簡単に利用することはできません。そのため、審査を通過し補助金を利用することで、取引先や金融機関から信用を得ることが可能です。
金銭面での補助としてだけでなく、会社の信頼を得るために利用することも考えてみましょう。
3つ目は、創業前に申請ができることです。補助金は、店舗を創業する前に補助金の申請ができます。創業前は、物件を整えたり備品を揃えたりと、様々な場面で大きな額が必要ですが、資金調達が困難です。
支給されるまでは自己資金で立て替えておく必要がありますが、後々費用が戻ってくるため、創業前に申請ができるのは大きなメリットとなります。
補助金を利用するデメリット
補助金を利用するデメリットは、大きく分けて3つになります。1つ目は、情報収集の手間がかかることです。助金を利用するためには、どのような制度があるのか、申請期間がいつなのか、対象であるかなど、制度について自身で調べなければなりません。
インターネットには様々な情報が飛び交っているため、正しい情報か判断もしなければならないため、適切な情報を集めるには時間が必要です。
2つ目は、審査が厳しく簡単には利用できないことです。補助金は、自身の信用能力や補助金の使い方など、事業の成長が期待できるか審査されます。補助金を不正利用されないためにも、厳しい審査をしており、申請だけで利用できないのがデメリットです。
3つ目は、補助金の支給が後払いであることです。補助金は、基本的に店舗開業のために支払った金額をもとに支給額が決められます。
そのため、支給されるまで自己資金で立て替えをしなければなりません。自己資金に余裕がなく、立て替えが難しい場合は、支払日や支給日などに注意する必要があります。
店舗開業の補助金を受給するまでの流れ
店舗開業の補助金は、以下のような流れで受給をします。
1.補助金制度の申請準備
まずは、事業内容や目的に応じて補助金を探します。店舗開業の補助金の中にも、対象となる補助金と非対象の補助金があるため、情報収集を十分に行う必要があります。
補助金制度は、中小企業庁が管理している補助金案内または、経済産業庁が管理しているミラサポで調べることが可能です。利用する補助金制度が決まったら、指定の申請方法に従って書類を作成しましょう。
インターネットで補助金制度について情報収集をする場合、偽の情報も多くあるため注意が必要です。
2.専用窓口へ申請
書類の作成や必要書類の準備ができたら、応募期間中に提出をしましょう。提出先は、基本的に管轄する自治体の事務局や専用窓口となっています。
提出方法は、利用する補助金によって変わるため自身で確認をしなければなりません。補助金に関する不明点や疑問点は、制度の専用窓口や公式ホームページに記載されている電話番号へ問い合わせをしましょう。
3.審査、審査結果の通知
補助金では、以下のような内容が審査されます。
・個人の信用能力
・自己資金
・補助金の使い道 など
過去に支払いの遅延や延滞経験がある場合、審査に通らないこともあるため注意が必要です。審査を通過するためにも、信頼や将来性があることを示しておきましょう。
審査結果は、一般的に応募期間終了後1ヶ月〜2ヶ月程度で届きます。
4.事業の実施、事業内容の報告
審査に通過し、補助金の交付決定通知を受け取ったら、申請内容に従って事業を実施します。補助金の事務局から中間調査を受けることもあるため、真面目に事業に取り組むことが重要です。
補助期間終了後は、補助対象の経費をまとめた報告書を提出します。報告書に合わせて、領収書や請求書など証拠書類も必要になるため、無くさないように保管をしておきましょう。
5.補助金の受給
報告書や証拠書類の確認が終わり、受理された後に補助金が支給されます。報告書の受理には、数ヶ月かかることもあるため、あらかじめ受給時期を確認しておくのがおすすめです。
また、店舗開業には多くの資金が必要になります。受給が間に合わず支払いができないといった問題が発生しないよう、自己資金には余裕を持たせておきましょう。
店舗開業における補助金と助成金の違い
店舗開業で利用できる資金援助の制度として、補助金や助成金などありますが、それぞれ管轄や審査基準などが異なります。
目的に合った制度を利用するためにも、補助金と助成金の違いについて理解しておきましょう。
補助金とは
補助金制度は、基本的に経済産業省や地方自治体が管轄となっています。審査基準が高く、簡単に利用できないのが特徴です。
また、審査に通過しても受給までに時間がかかるため、支払いを自身の資金で立て替えておくことも多くあります。ただし、受給後の返済が不要といったメリットもあります。
助成金とは
助成金制度の管轄は、基本的に厚生労働省です。審査基準が比較的低く、受給しやすいといった特徴があります。ただし、補助金と比べると受給額が低いといったデメリットもあります。
助成金も補助金と同様に、返済義務が基本的にありません。
補助金 | 助成金 | |
管轄 | 経済産業省
地方自治体 |
厚生労働省 |
審査基準 | 高い | 低い |
受給までの期間 | 長い | 短い |
返済義務 | なし | なし |
名古屋で店舗開業時に利用できる補助金についての最新情報
名古屋で店舗開業時に利用できる補助金について最新の情報を、分かりやすくご紹介しました。店舗開業費用は、決して安い額ではなく費用に関する悩みを抱えている方も多いでしょう。ご紹介した内容を参考に、補助金をうまく利用してみてください。
しかし、補助金はそれぞれ特徴や対象、手続きの方法が異なるため、手をつけるのが億劫という方も多いのではないでしょうか。
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