店舗改装はどれくらいの期間が必要?準備段階から完成までかかる目安期間を解説

店舗の改装を考えている人にとって、改装にかかる期間は気になるところです。「どれくらい店を閉めるのか」「どれくらい前から相談すべきなのか」など、はじめて改装する場合はわからないことだらけなことも多いでしょう。

打ち合わせから引き渡しまで、店舗の改装にかかる期間を紹介します。店舗改装の一般的な流れも紹介するので、スケジュール感などを参考にして計画してみてください。

サイファーのデザインコンセプト作成の流れは以下のページで詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。

デザインコンセプト作成の流れ

店舗改装の計画や打ち合わせにかかる期間

店舗を改装するにあたり、まずはデザイン会社を選定して打ち合わせを重ねる必要があります。依頼する会社を選定して相談をはじめてから施工がはじまるまでの期間は平均で2ヶ月ほどです。

この2ヶ月は平均的な期間で、店舗の大きさや改装の規模によってはさらに時間がかかる場合もあります。依頼は3ヶ月ほど余裕を持ってすると安心です。

また、依頼する業者がデザイン系の建設事務所かハウスメーカー系の業者かによっても、かかる期間が変化することがあります。どちらを選ぶかは好みによりますが、デザイン性を重視する場合にはデザイナーが所属しているデザイン系の建設事務所を選びましょう。

サイトなどに施工例が掲載されていることも多く、好きなデザインを手掛けている事務所に相談すれば、理想の店舗に仕上がる可能性が上がります。

店舗改装の工事期間

工期は一般的に1〜2ヶ月を想定するといいでしょう。こちらも計画時の期間と同様に、店舗の大きさや改装の規模によって前後します。改装といってもほぼ一から大きくデザインを見直す場合は、2〜3ヶ月と多めに想定しておくと安心です。

什器などを新規に発注する場合も、納品の期間によって引き渡しに時間がかかる場合があります。大掛かりな改装を考えている人は、相談の段階でおおよその目安を聞いておくとスケジュールが組みやすいでしょう。

店舗改装の流れ

店舗改装の一般的な流れを紹介します。

  1. 依頼する会社の選定
  2. 内覧と現場調査
  3. 打ち合わせ
  4. 契約
  5. 施工開始
  6. 立ち会い・引き渡し

以上の流れに合わせてひとつずつ見ていきましょう。

依頼する会社の選定

まずは改装を依頼する会社を選定します。サイトに掲載されているデザイン例などを参考に、数社ピックアップしてみましょう。このとき、いきなり1社に絞ってしまわずに複数社の候補をあげることが大切です。

候補にあげた会社に相談し、自分の思った通りの施工ができそうかを判断しましょう。この時、簡単な見積もりなども出してもらうとさらに選びやすくなります。

内覧と現場調査

依頼先が決まったら、店舗の内覧と現場調査を行います。想定している改装の内容と照らし合わせて、改装が可能かどうかを検証します。正しい検証ができるように、どこをどうしたいかなど具体的な要望をまとめておくことが大切です。

打ち合わせ

調査が完了したら、具体的なデザインなどの打ち合わせを進めます。どのようなデザインにするかなど細かなところまで話し合うので、コンセプトなどが提示できるようにしておくと便利です。

また、この時に気になるデザインや好みのデザインをまとめておくとデザイナーに伝わりやすくなります。ネットで見つけたデザインなどで理想に近いものがあれば、印刷して渡せるようにしておきましょう。

契約

デザインを決めて詳細な見積もりやスケジュールを作成します。提示されたものをじっくりと検討して、同意できるものであれば契約しましょう。

スケジュールも基本的にここで決めたものにしたがって進んでいくので、トラブル防止のためにも気になる部分はしっかりと話し合うことが大切です。スケジュールによっては見積もりも変わる可能性があるので、契約前の確認はとても重要といえます。

施工開始

契約が完了したら、計画したスケジュールに合わせて施工がスタートします。スケジュールには、どの工程をどの期間で行うかなど詳しく記載されているので、施工前に大まかに把握しておくと便利です。

施工開始後は、すべて業者任せにせずにたまに様子を見にいくことをおすすめします。平面で見たデザインと、実際に目にするデザインでは印象が変わって見えることがあり、色味などを変更したくなる可能性もあります。早い段階なら変更できる可能性もあるので、こまめに進捗具合をチェックしましょう。

立ち会い・引き渡し

施工が完了したら、施工会社と一緒に現場で立ち会いを行います。ここで仕上がりのチェックをして、万が一気になる部分があれば確認しましょう。

ここではデザインだけでなく設備のチェックも重要となります。電気やガス、水道などの設備が問題なく作動するかどうかを施工会社と一緒に確認しておくと安心です。

店舗改装をスムーズに実施するためのポイント

店舗改装をスムーズに行うためのポイントは以下の3つです。

  • スケジュールと流れの把握
  • 改装ポイントを明確に
  • 営業再開希望日から逆算する

これらをしっかりと押さえておくことで、スムーズに改装できます。

一般的なスケジュールと流れを把握する

これまでに紹介した基本的な工期や流れを把握してから依頼することで、話し合いがスムーズに進みます。どれくらいかかるかなどのスケジュール感がわかっていないと、営業再開までのイメージがつかめず二の足を踏んでしまうこともあるでしょう。

一般的なスケジュールを把握した上で、施工会社からの大まかなスケジュールも聞いて、経営状況などに合わせて改装するかどうかを判断することが大切です。

改装したいポイントを明確に伝える

施工会社に相談するときや内覧のときに、改装したいポイントが明確になっていると打ち合わせまでスムーズに進めやすくなります。改装する店舗のコンセプトをしっかりと決めて、どのような改装が必要かを提示できるようにしておきましょう。

具体的なコンセプトや外せないポイントなどを伝えると、施工会社からもより具体的なデザイン案や施工のアドバイスが受けられます。早い段階から深い構想が練られれば、着工までにかかる期間を短縮できる可能性もあるので、できるだけ明確にしましょう。

しかし、「専門家のアドバイスを聞いてから決めたい」という人も多いと思います。そういった場合は、改装の目的をまとめておきましょう。なぜ改装をするのかがわかれば、経験豊富なスタッフから目的に合わせたアドバイスが得られます。

営業再開希望日から逆算してスケジュールを立てる

営業を再開する希望日を決め、そこから逆算してスケジュールを立てましょう。再開希望日は具体的であればあるほどいいですが、「11月の頭にはオープンしたい」などの想定でも大丈夫です。目標とする時期が決まっていれば、施工会社との打ち合わせでもスケジュール感についての詳しい説明がもらえます。

ただし、再開希望日をあまりに近くに設定しすぎるのはおすすめできません。焦ってデザインを決めたり工事をしたりすると、「もっとこうすればよかった」と後悔する原因になります。余裕を持った日程で再開を予定することで、じっくりと理想のデザインを練り上げられるでしょう。

まとめ

店舗改装にかかる期間や流れ、店舗改装をスムーズにするポイントなどを紹介しました。店舗改装は、余裕のあるプランで理想のデザインを追求することが大切です。これまでの経営で見えた課題などを加味して、必要な改装プランを考えましょう。

私たちサイファーは、店舗改装のご相談もお請けしております。理想の店舗になるようデザインいたしますので、ぜひ一度ご相談ください。