ビルイン型店舗とは?特徴とメリット・メリット、集客力を高めるポイントを解説します
「店舗開業したいけど、どんな店舗が良いのだろう」「ビルイン型店舗とは?」といったお悩みはありませんか?ビルイン型店舗とは、すでにある建物にテナントとして入居するお店のことです。
この記事では、ビルイン型店舗のメリットとデメリットに加えて、集客力を高めるポイントについて解説します。これから店舗開業やビルイン型店舗へ入居を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
店舗の開業に関するトピックは以下の記事カテゴリーでまとめています。開業するときにどんな手続きが必要なのか?開業資金はどれくらい必要か?など、をわかりやすくまとめていますので、ぜひこちらも合わせてご確認ください。
ビルイン型店舗とは
ビルイン型店舗とは、商業施設やビルといった建物にテナントとして入居している店舗のことをいいます。繁華街や都心の雑居ビルに多く、1つのビルに複数の店舗が入居しているのが特徴とも言えるでしょう。
ビルにはオフィスとして入居している会社も多いため、店舗として入居する場合は、匂いや騒音、煙など周りの店舗やオフィスへの影響に十分配慮する必要があります。
ただし、サラリーマンやOLといった顧客を集客できるといったメリットも考えられます。ビルイン型店舗には、メリットとデメリットを理解したうえで、入居の検討をしましょう。
ビルイン型店舗のメリット
ビルイン型店舗に入居する場合、次のようなメリットがあります。
・ターゲットが明確
・初期費用を抑えやすい
ここでは、上記の2つのポイントについて分かりやすく解説します。
ターゲットが明確
ビルイン型店舗は、周辺の建物や地域の特性によってターゲットが絞られます。そのため、0から考えずともどのような人がターゲットなのかが見えてくるのです。
オフィス街である名古屋市や丸の内のビルイン型店舗に入居した場合、安くボリューム満点のお弁当屋であればサラリーマン、おしゃれなランチが食べられるカフェであればOLの来店が期待できるでしょう。
入居するビルの周りには、どのような人が多いのか調べることで効果的にターゲットを集客できます。
初期費用を抑えやすい
独立した路面店舗を開くよりも、ビルイン型店舗の方が初期費用を抑えられる傾向にあります。
その理由として、すでにある内装や設備を活用でき、内装や外装工事、設備の購入にかかる費用が抑えられるからです。
初期費用の削減は、店舗開業を成功させるためにも重要なポイントです。資金を効率的に使いながら、事業を安定的に軌道に乗せられます。
ビルイン型店舗のデメリット
もちろんビルイン型店舗には、次のようなデメリットもあります。
・単独集客が難しい
・賃料が高い
・他店への配慮が必要
・営業方針が変わる可能性がある
それぞれのデメリットについて、分かりやすく解説します。
単独集客が難しい
ビルイン型店舗は、他のテナントと共有する形態であるため、単独での集客が難しくなります。そのため、周囲のテナントや施設、地域の特性などを十分に分析しなければなりません。
単独集客の難しさを克服するためには、独自の魅力や価値提案をしっかりと行い、顧客にとって必要不可欠な存在になるよう努力することが必要です。
賃料が高い
ビルイン型店舗の賃料は、一般的に単独の店舗よりも高めに設定されています。立地や施設の利便性によって価格は変動しますが、予算に余裕を持って計画することが重要です。
賃料は、店舗運営に大きく影響するコストの1つです。事前の市場調査や収支の検討を通じて、適切な賃貸を契約しましょう。
他店への配慮が必要
ビルイン型店舗は、共用スペースを利用するため、隣接するテナントへの配慮が必要です。騒音や匂い、煙などの影響を最小限に抑えなければなりません。
他店舗との協力や配慮は、ビルイン型店舗の持続的な成功に不可欠です。円滑なコミュニケーションを通じて、共存共栄の関係を築きましょう。
営業方針が変わる可能性がある
ビルの管理会社やオーナーの方針によっては、営業時間の制限や規制が加えられる場合があり、都度柔軟な対応が求められます。
環境の変化に対応する柔軟性は、ビジネス展開において非常に重要です。適切な対応策を用意し、変化に柔軟に対応しましょう。
ビルイン型店舗で集客力を高めるポイント
ビルイン型店舗のデメリットとして、単独集客が難しいとご紹介しました。
しかし、ポイントをおさえることで集客力を高め、問題なく店舗を運営できるようになります。集客力を高めるポイントは、主に次の3つです。
・入りやすい出入り口
・清潔感がありおしゃれ
・ターゲットを絞る
・SNSの活用
入りやすい出入り口
ビルイン型店舗で集客力を高めるには、まず出入り口の雰囲気をよくすることが重要です。整えられた入り口やわかりやすい案内板、明るい通路など、通行人が入りやすい環境に整えましょう。
通路にゴミが置かれていたり、薄暗かったりすると不信感や恐怖を感じ、通行人や新規顧客が入りづらく感じてしまいます。
ビルイン型店舗の通路は他のテナントとの共用スペースではありますが、可能な限り魅力的なスペースになるよう努めましょう。
清潔感がありおしゃれ
清潔感がありおしゃれな店舗は、顧客に良い印象を与え、リピーターになったりSNSで紹介されたりするでしょう。
顧客による口コミは、信頼度が高く新規顧客を獲得するチャンスとなります。店舗のブランディングだけでなく、顧客が過ごしやすくSNSで紹介したくなるような店舗にしましょう。
ターゲットを絞る
明確なターゲット層を持ち、それに合わせた商品やサービスを提供しましょう。ターゲットを絞ることで、顧客のニーズを的確に把握し、満足度の高いサービスを提供できるようになります。
的外れな商品やサービスの提供は、顧客離れの原因にもなるため注意が必要です。
SNSの活用
SNSを活用して、周辺地域やターゲット層に情報発信を行いましょう。キャンペーンやイベントの告知など、集客につながる情報の発信はリピーターだけでなく、新規顧客の獲得にも有効です。
SNSは現代のコミュニケーション手段として重要な役割を果たしています。積極的な情報発信やコミュニケーションを通じて、顧客との良い関係を築き、ファンを1人でも多く増やしましょう。
まとめ
ビルイン型店舗は、周囲の環境や共用スペースを活かし、特定のターゲット層を取り込むことができる店舗です。メリットとデメリットを理解し、ポイントをおさえた集客を行うことで、効率的に新規顧客やリピーターの獲得ができるようになるでしょう。
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