ナイトクラブ(キャバクラ)の店舗デザインのポイントと注意点を解説!非日常を味わえる特別な空間の作り方とは?守るべき内装制限についても解説します

ナイトクラブ(キャバクラ)の店舗デザインのポイント

非日常的な体験や、特別な空間を楽しめる大人の遊び場であるナイトクラブやキャバクラ。特別な場所としての魅力を最大限に引き出すためには、店舗デザインが重要です。

似た雰囲気になりがちなナイトクラブの店舗デザインは、新規顧客やリピーターを獲得するために他店舗との差別化を図る必要があります。

この記事では、ナイトクラブやキャバクラの開業を成功させるために必要な店舗デザインのポイントを分かりやすくまとめました。

デザインコンセプト作成の流れは以下のページで詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。

デザインコンセプト作成の流れ

人気ナイトクラブになるための店舗デザインのポイント

人気ナイトクラブになるための店舗デザインのポイント

コンセプトを決める

コンセプトは、店舗デザインを考える際に最も重要と言えるポイントです。ナイトクラブは、顧客へどのような体験を提供するか、どのような人をターゲットにするのかを考え、それを店舗デザインに反映させる必要があります。

しかしながら、コンセプトは開業後の運営方針にも影響するため簡単には決められません。5W1Hによるコンセプトシートを使い、細かくコンセプト設計をしていくのがおすすめです。

Why(目的) 非日常を楽しんでもらうために
What(サービス内容) 普段飲まないリッチなお酒や特別な空間を提供する
Who(ターゲット) サラリーマンや経営者へ
Where(場所) 銀座で
When(営業時間) 20:00〜00:00まで
How(営業形態) 女性が会話をしながら

統一感を持たせる

店舗デザインへ統一感を持たせることで、お店の特徴や価値観を顧客へ印象付けることができるでしょう。また統一感のある店内は見た目が美しく、顧客がリラックスした時間を過ごしたり、新規顧客の興味を引いたりできます。

居心地の良い空間は、滞在時間を伸ばし売り上げに良い影響を与えます。一貫性のある店舗デザインにすることを心がけましょう。

他店との差別化

競争が激しいナイトクラブ業界では、他の店舗との差別化が成功の鍵です。

ユニークなコンセプトの店舗デザインを導入し、顧客にとって非日常的で特別な体験を提供することで、集客力を高めたり、リピーターを獲得したりできます。

他店との差別化を図るには、ターゲットのニーズや好みに合った空間、接客が提供できるよう市場調査を十分に行いましょう。

化粧室までこだわる

ナイトクラブの魅力は細部にこそ宿ります。化粧室もその一部であり、清潔感と高級感のある化粧室は店舗のイメージを高めてくれるでしょう。

また化粧室は接客フロアとは異なり、身だしなみを整えたり美しさを保ったりする空間でもあります。顧客だけでなく従業員もリラックスして過ごせるよう、照明の配置やカラー選定にも注意が必要です。

ナイトクラブで非日常を体験してもらうためにも、接客フロア以外にもこだわり、店内のどこにいても特別な空間を味わえるようにしましょう。

ナイトクラブにおける店舗デザインの注意点

ナイトクラブにおける店舗デザインの注意点

居抜き物件には要注意

ナイトクラブが居抜き物件を利用する場合は、以下のことに注意する必要があります。

・利用されていたナイトクラブの廃業理由

・前店舗がどんなお店だったか

・イメージする店舗デザインに近いか

ナイトクラブの廃業理由は様々ですが、集客ができず経営困難による廃業が多いといわれています。そのため、前回利用されていたお店の廃業理由やお店の雰囲気、イメージなどを事前確認が必要です。

また、居抜き物件は改装に制限がかかることがあり、満足のいく店舗デザインにならないこともあります。できるだけ、理想の店舗デザインに近い物件か、どのような改装工事ができるかを確認しておきましょう。

設備状況

ナイトクラブの設備は、顧客の安全と快適な滞在を確保するために重要です。設備状況を入念にチェックし、故障しているものや劣化しているものは店舗の改装工事時点で修理や交換をしておきましょう。

また、設備の定期的なメンテナンスも必要です。顧客が安心して過ごせる環境を整えることで、顧客満足度を保てます。

業者の選び方

ナイトクラブやキャバクラの店舗デザインを行う際には、業者の選び方も重要です。ナイトクラブは、他の飲食店と比べて特殊な店舗デザインになります。

そのため、店舗デザインに関する知識や技術が豊富な業者を選ぶと良いでしょう。また店舗デザインを依頼する業者は、デザインから改装工事までを一貫して行う設計施工会社がおすすめです。

デザインから設計まで相談窓口が1つのため、要望のすり合わせがしやすく、依頼から店舗完成までスムーズに進められます。

ナイトクラブでの特別空間の作り方

高級感のある家具を選ぶ

ナイトクラブやキャバクラにおいて、高級感のある家具を選ぶことはイメージアップや特別感を演出するために重要です。

高級感のある家具は、顧客へ贅沢な空間を提供でき、非日常を味わうきっかけになるでしょう。例えば、本物のレザーソファーや高級感のあるガラステーブルなど、洗練された家具を選ぶと良いでしょう。

椅子やソファーへこだわる

ナイトクラブやキャバクラでは、顧客がくつろげるような椅子やソファーを用意しましょう。

ナイトクラブでの座り心地が良い椅子やソファーとは、長時間座っていても疲れないようなものをいいます。

沈みにくく、硬すぎない絶妙なバランスの椅子やソファーがおすすめです。また、色や形、生地の質感などにもこだわることで、店舗のイメージアップや快適な空間を提供できるでしょう。

空間に合わせた照明選び

特別な空間を作り上げるには、照明が非常に重要なポイントです。照明の種類や明るさ、色などを工夫することで、空間全体の雰囲気を変えられます。

また、照明と装飾と合わせて特別な空間を演出することで、顧客に非日常的な感覚や雰囲気を提供できます。店舗のコンセプトや店舗デザインに合わせた照明を選びましょう。

ナイトクラブが守るべき内装制限とは

ナイトクラブが守るべき内装制限

内装制限とは

内装制限とは、消防法や騒音規制などに基づき店舗内の内装や設備に関する制限のことをいいます。この制限は、店舗や従業員、顧客などの安全を確保するために設けられています。

内装制限に違反すると、営業停止や罰金などの厳しい処分が科せられる場合があるため、法令の遵守が不可欠です。

ナイトクラブが守るべき内装制限

ナイトクラブやキャバクラは、その他の飲食店とは異なる内装制限があるため、しっかりと確認をしておきましょう。

・外部から店内が見えないようになっているか

・客室の床面積が9.5平方メートル以上あるか

・客室内に見通しを妨げるものを設置しない

・風俗環境に不適切な写真や広告物を設置しない

・外に通ずる出入口以外に施錠設備を設けない

・店内の照明が21ルクス以上である

・騒音や振動の数値が条例で定められた数値より低い

その他にも条例等などの取り決めもあるので、出店予定地の自治体の窓口などに確認しておきましょう。

まとめ

キャバクラの店舗デザイン

ナイトクラブやキャバクラの店舗デザインは、内装制限を遵守しながら店舗デザインを決めていく必要があります。

コンセプト設計をしっかりと組み立てたうえで、店内のデザインやインテリアについて検討をしていきましょう。また、特別空間を作り上げるためにも細部にまでこだわるのがおすすめです。

CYPHERでは、理想のナイトクラブを開業できるよう店舗デザインのご相談から改装工事までを一貫してご対応しております。店舗開業や改装などをご検討中の方は、ぜひご相談ください。

私達がこれまで手掛けてきたデザイン事例(設計事例、施工事例)をご紹介します。 店舗デザイン、オフィスデザイン、住宅のデザインなど、幅広いジャンルの設計施工を承っております。気になるデザインがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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