クリニック・診療所のデザインのポイントを解説|患者様が安心して受診できる清潔感や設備や間取りで快適な待ち時間を作り出す方法とは
クリニックや診療所のデザインは、患者が快適に安心して受診できる環境を作り出すために非常に重要です。患者にとって、病気やケガでクリニックを訪れることは不安やストレスを感じるものです。
しかし、清潔感のある内装や快適な待ち時間など、デザインによって患者の不安を和らげることができます。この記事では、クリニックや診療所のデザインにおけるポイントや、患者が安心して受信できる空間の作り方について詳しく解説します。
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クリニック・診療所のデザインのポイント
クリニックのデザインに求められるポイントとしては、以下の3つが挙げられます。
清潔感がある内装・外観のデザイン
患者がクリニックや診療所に訪れた際に最も重視する要素は、清潔感です。清潔感のある内装や外観のデザインは、患者に安心感を与え、信頼性を高めることができます。
快適な待ち時間を提供する設備・間取りのデザイン
クリニックに訪れた患者は、待ち時間が長くなることが多いため、快適に過ごせる空間を求めます。快適な待ち時間を提供するためには、ゆったりとした座席や雑誌、Wi-Fiなどの設備が必要でしょう。
医療的機能性と美的なバランスをとったデザイン
クリニックは医療施設であるため、医療的機能性を考慮しなければなりませんが、美的なバランスも重要です。バランスの取れたデザインは、患者にとって居心地の良い空間を作り出すことができます。
では、クリニックや診療所で快適な待ち時間を作り出すためのデザインのポイントを詳しく解説します。
クリニックのデザインにおける配色・照明の効果
配色の選び方と効果
クリニックの配色は、患者に与える印象や心理状態に大きな影響を与えます。例えば、青色や白色は安心感や清潔感を与える色であり、病院やクリニックでよく使用されます。
また小児科の場合は、子どもたちが病院に対して怖い印象を抱かないように、明るくカラフルな色を使用することが多いです。診療科や与える印象を考慮したうえで、配色を選ぶことが重要です。
照明の重要性と種類
照明は、クリニックの雰囲気を大きく左右する重要な要素の一つです。適切な照明は、患者に快適な待ち時間を提供することができます。
明るすぎず暗すぎず、照明の色温度も適切に調整することで、リラックスした雰囲気を作り出すことができます。また、照明には間接照明や直接照明などの種類があり、空間によって使い分けることが重要です。
クリニックのデザインにおけるアートや観葉植物の活用
アートの選び方と効果
クリニックの待合室や診察室には、アートを飾ることで患者にリラックスした雰囲気を与えることができます。アートは、患者の目を引いたり、気分を明るくしたりする効果があります。
また、選ぶアートの種類によってクリニックの印象を変えることもできるでしょう。例えば、明るい色合いや自然の風景を描いたアートは、リラックス効果が得られます。緊張しやすいクリニックでは、このようなリラックス効果の高いアートがおすすめです。
観葉植物の効果と種類
観葉植物は、クリニック内の空気を浄化する効果と、患者の気分を和らげる効果があります。また、緑色はリラックス効果もあり、患者のストレスを軽減する効果があります。観葉植物で院内の汚れや虫が気になる場合は、中庭へ庭木を植えるのも良いでしょう。
まとめ
クリニックや診療所におけるデザインには、患者の心理状態に大きな影響があることをご紹介しました。配色や照明、アート、観葉植物の活用など、様々な要素が患者の感情や心理状態に影響を与えます。配色は色彩心理学に基づいた選び方が重要であり、照明は明るさや色温度、光源の種類によっても効果が異なります。
また、アートや観葉植物はリラックス効果やストレス軽減効果があり、設置することでクリニックの雰囲気を改善することができます。患者が安心して受診できるクリニックを目指す場合、ターゲット層に合わせたデザインを工夫する必要があります。
これらの要素を組み合わせることで、患者が心地よく過ごせるクリニック環境を作り出すことができます。クリニックは健康を守る場所であり、デザインにもこだわる必要があるでしょう。
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