飲食店が今すぐ実施すべきインバウンド対策4選|訪日外国人への集客方法とは?店舗デザインの観点から解説します

飲食店が今すぐ実施すべきインバウンド対策

ワクチンや特効薬の開発により、新型コロナウイルスとの付き合い方が変わってきた現在では、海外からの旅行客が増加してきています。

新型コロナウイルスの影響で閉店した店も多く、新規開店した店ではインバウンド対策が十分でないこともあると思います。今回は、インバウンド対策として実施すべきことを紹介していきます。

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インバウンド対策とは?

インバウンド対策とは

インバウンド対策とは、外国人旅行者が来店したときにストレスなく日本人同様のサービスを受けられるための環境を整えることを指します。

日本人とは言語も文化も異なる国から訪問しているため、日本人同様のサービスを提供するためには、相応の準備を実施しなければなりません。

実際に、落ち込んだ売り上げを回復させるための方法として、訪日旅行客の取り込みは有効であり、多くの飲食店でインバウンド対策に前向きな姿勢を見せています。

なぜインバウンド対策が必要なのか?

新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ売り上げを回復させるために、訪日旅行客の取り込みが有効であると説明しましたが、これには国内消費が縮小していることが影響しています。

日本フードサービス協会の調査によれば、2022年12月の外食全体の売上はコロナ前の2019年の同月比とほぼ同額となっていますが、居酒屋などでは19年同月比で約5割〜8割とまだまだ売上は戻っておらず、厳しい状況が続いています。

自宅に冷凍されたおかずやお弁当が届くサブスクの普及などもあり、外食離れが発生しており、縮小した需要を補填していく必要があります。

この補填を行う方法の一つが、インバウンド客の取り込みです。現在では、寿司をはじめとした日本食を食べることが旅行の目的になるほど日本食への関心は高まっています。

このニーズを取り込むことが出来れば売り上げの回復だけでなく、新規顧客の獲得も期待できます。

インバウンド対策向けの補助金を活用する

インバウンド対策を実施したい気持ちはあるが、売り上げが落ち込んでいるため、対策に充てる資金がないという方もいらっしゃるかもしれません。

そのような場合には、補助金の活用を検討してみてください。飲食店の経営を助けることを目的とした行政による様々な給付金・助成金・補助金制度が用意されています。

東京観光財団による「インバウンド対応力強化支援補助金」が有名ですので、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、その他にも多くの援助が用意されています。

また、外国人観光客を受け入れるためには多種多様な言語で意思疎通を図る必要があります。言語の壁を越えて意思疎通を図るために、翻訳機や多言語対応のタブレットなどを導入する等を検討すると思います。

その時には、個人事業主などの小規模事業者や中小企業の飲食店を対象とした「IT導入補助金」の活用も検討してみてください。

インバウンド対策例

インバウンド対策例

他国の文化を意識した対応

世界には、多種多様な宗教や習慣を持った人たちが大勢います。食に関していえば、ベジタリアンやヴィーガン、ハラールなどといった言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。

これらの文化を持つ人は、口にできる食材が限られており、場合によって特別な食材や調理器具を準備して調理する必要があります。

訪日客がすべて上記に挙げるような口にできる食材が限られているわけではありませんので、対応が必須というわけではありませんが、日本ではこれらの食文化を持つ人々に対応できる場所はまだまだ多くありません。

ヴィーガン対応のメニューであれば、植物由来の食品のみ使っていますので、健康を考えた食事として一般の人にも広く受け入れられる可能性もありますので、考えてみる価値はあります。

多言語対応

様々な言語圏の人がやってきますので、多言語対応できる準備が必要です。

対策としては、日本に滞在している留学生や語学留学した経験のある日本人など多言語対応できるスタッフを雇い入れることや、英語など別言語で作成したメニューやポップに写真を追加したものを作成すれば、言葉が通じなくても対応できるようにすることができます。

飲食店のメニューは、食材や調理法など外国語への翻訳が難しいものが多いので、コストはかかりますが専門の制作会社に外注することで簡単に内容に問題ない物を作ってもらえます。

また、タブレットやスマホなどでのモバイルオーダーシステムを導入すれば、主要な外国語へ変換できる機能がついているものが多く、簡単に多言語対応できますし、メニューに写真もつけられるので、視覚的にもすぐ伝えられて便利でしょう。

インターネット環境を整える

インターネット環境を整える

訪日外国人は、インターネット(Wi-Fi)を必要としている人が多いです。世界を見てみると、どこでもフリーWi-Fiが利用できる環境が整っており、日本人以上にフリーWi-Fiが身近だといえます。

フリーWi-Fiがあるカフェであれば、目的地を検索するついでにコーヒーなどを注文し休憩する場所として利用できますので、アイドルタイムなどの人が少ないときの売り上げを見込むことができます。

SNSの活用

多くの訪日外国人はSNSを活用して情報収集します。日本人でもTwitterやInstagramで投稿されている店を見て、実際に行ってみることがあると思いますが、外国人はその割合が高いです。

SNSに写真付きで投稿することで、SNSに投稿する写真であれば、スマホで簡単に撮影・編集できますので、手軽に始めることができるインバウンド対策の一つです。

また、投稿の際には、英語などでハッシュタグをつけるなど英語対応できる店であることをアピールすることも大事です。

おわりに

飲食店が実施できるインバウンド対策

今回は、インバウンド対策についてと、飲食店が実施できるインバウンド対策について紹介してきました。SNSの活用などは手軽に始めることができますので、定期的に店で出している料理の写真や店内の雰囲気を撮影して投稿してみてください。

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