美容室の店舗デザインのポイントと動線設計の考え方を徹底解説！おしゃれな空間と効率化を両立させるポイントとは
cypher2023
美容室は、自由度の高いお店が多くいろいろな雰囲気の内装デザインがあります。そんな美容室の店舗デザインでは、おしゃれであることはもちろん、動線計画なども売上につながる重要な要素です。
そこで美容室における、店舗デザインのポイントから動線計画の考え方や、おしゃれな空間と業務効率化を両立したデザインのポイントについて解説していきます。
デザインコンセプト作成の流れは以下のページで詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。
美容室の店舗デザインのポイントとは？
美容室の店舗デザインを検討していく際には、抑えておくべきポイントがいくつかあります。
・清潔感のあるデザイン
・コンセプトを明確にする
・内装の雰囲気に統一感を出す
・居心地の良い空間づくり
上記のポイントを抑えた店舗デザインは、人気の美容室に共通するポイントです。ここからは、各項目について詳しく解説していきます。
清潔感のあるデザイン
まず店内の清潔感があるデザインにすることが必要です。美容室では、カット後の髪の毛や、カラーリング剤などが床に落ちることが多く、こまめ掃除を行わなければ汚く見えます。
しかしカットなどの作業を行いながら、こまめな掃除が困難な場合もあるでしょう。そこで、掃除のしやすい床材を使用したり、床の汚れが目立ちにくい色を選ぶ方法があります。
さらに美容室では、ハサミやドライヤー、スタイリング剤などの道具が多く、乱雑に置かれていると清潔感がなくなります。道具をきれいに見せる収納や、隠してしまう収納など整理整頓が行えるしょうにしましょう。
コンセプトを明確にする
店舗デザインを行うためには、基準となるお店のコンセプトを明確にすることが大切です。
美容室は店舗数が多く、競合店舗が多くなりがちです。そんな競合店舗との差別化を行うためにコンセプトの明確化が必要です。
お店のスタイルをどのようなスタイルにするのか、ターゲットとする客層はどこなのか、しっかり検討を行いましょう。
コンセプトを明確にし、雰囲気づくりに合った家具や什器の決定を行うことでよりコンセプトに合った店舗づくりが可能です。
内装の雰囲気に統一感を出す
美容室の店舗デザインを考えるときには、部分的ではなく全体の統一感を大切にして検討しましょう。統一感のある雰囲気は、コンセプトの印象をより強く印象付けることが可能です。
さらに統一されたデザインは、お店の認知度を高める効果も期待できるため、売上向上にもつながります。
コンセプトによって決まったスタイルに合わせて、間接照明や観葉植物などのアクセントを取り入れより効果的な空間づくりを行いましょう。
居心地の良い空間づくり
美容室に来るお客様は、カットやカラーなどだけでなく、居心地の良い空間を求めている方も少なくありません。美容室は頻繁に訪れる場所ではないため、非日常的な空間であり特別な空間です。
居心地の良い空間づくりのために、店内の音楽の選曲やアロマなどによる匂いの効果を利用して、居心地の良い空間づくりの工夫を行いましょう。
おしゃれなだけでなく機能的な美容室とは？
流行りの最先端が求められる美容室はおしゃれな店舗であることは必須です。しかしおしゃれな空間だけでは、機能性が失われお客様へのサービスの質が低下したり、業務の効率化が行えません。
おしゃれなだけでなく機能的な美容室にするためのポイントは、
・動線を意識した店舗デザイン
・機能性を考えた素材を使用する
上記の2つのポイントがあります。ここからは、2つのポイントについて詳しく解説します。
動線を意識した店舗デザイン
まず機能性を高めるためには、動線を意識した店舗デザインを行いましょう。
美容室には、カット椅子、待合スペース、シャンプー台、といったお客様が移動される場所に加え、ストックヤード、休憩室などのスタッフが利用する場所があります。
お客様の動線をスムーズにするために、店内での移動流れにあった各スペースに配置を行いストレスのない移動を可能としましょう。
スタッフの動線についても、スタッフのみ空間への動線とお客様の動線がなるべく重ならないように考慮したり、作業性を高めるための配置の検討が必要です。
機能性を考えた素材を使用する
美容室では清潔感が非常に重要であり、こまめに掃除を行う必要があります。さまざまな業務があるなかで、頻繁に掃除を行うことは困難な場合もあるでしょう。
そこで、特に汚れがつきやすい床材などを機能にすることがおすすめです。凹凸が少ない素材のものや、汚れが落ちやすいものなど、防水性能があるものなど、美容室におすすめのさまざま素材があります。
おしゃれであり、機能的な素材は種類も豊富なので、お店の雰囲気に合った素材を選択し、空間づくりと機能性の向上を行い、業務効率化も行いましょう。
おしゃれな美容室の内装スタイルは？
おしゃれな美容室のスタイルにさまざまな種類があります。
・ナチュラルスタイル
・シンプルスタイル
・ラグジュアリースタイル
上記の3つのスタイル以外にも種類はありますが、今回はこの3つのスタイルについて詳しく紹介していきます。
ナチュラルスタイル
ナチュラルスタイルは木質系の素材を使用して、落ち着きのある空間づくりが可能です。木の暖かみのある雰囲気を演出できます。ターゲットとなる年齢層は若めの20代～30代です。
シンプルスタイル
シンプルスタイルは清潔感を演出できる、白や黒をメインに利用したスタイルです。スタイリッシュな空間が多く、ターゲットとなる客層は特になく、万人受けするスタイルです。
ラグジュアリースタイル
ラグジュアリースタイルは非日常的で高級感のある空間をイメージしたデザインです。美容室に特別感を求める方におすすめなスタイルです。ターゲットとなる客層は高級志向のある方がターゲットといえます。
まとめ
今回の記事では、美容室の店舗デザインのポイントについて詳しく解説していきました。美容室は頻繁に訪れるような店舗ではなく、特別感のある雰囲気づくりが必要です。
お客様に対してはおしゃれであることが求められ、スタッフに対しては機能性が求められる店舗デザインであることが重要です。
おしゃれと効率化を両立させる理想的な店舗デザインにするために、今回の記事をぜひ参考にしてください。
美容室の店舗デザインでお悩みの方は、私たちサイファーにぜひ一度ご相談ください。
私達がこれまで手掛けてきたデザイン事例（設計事例、施工事例）をご紹介します。 店舗デザイン、オフィスデザイン、住宅のデザインなど、幅広いジャンルの設計施工を承っております。気になるデザインがございましたらお気軽にお問い合わせください。
