10坪未満の小さな店舗を成功させるデザインのポイントとは？狭小店舗の魅力を引き出すコツを解説します
cypher2023
今回は、10坪未満の小さな店舗のデザインのポイントや、魅力を引き出すためのコツについて解説していきます。
店舗の運営には、内装費や厨房機器、家賃などさまざまな費用が発生します。小さな店舗での運営に不安を感じる方も多いのではないでしょか？
小さな店舗を成功させるデザインのポイントを抑えて、利益を生み出す狭小空間を作りましょう！
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小さい店舗の特徴とメリットとは？
近年、家賃などのランニングコストの削減や、初期費用を抑えたり、さまざまな理由で小さな店舗での開業を行う方が増えています。
そんな小さな店舗の特徴についてですが、
・開業コストが安い
・アットホームな雰囲気が出せる
・隠れ家的な要素が生まれる
上記のような特徴があります。
メリットな部分、デメリットになる部分はありますが、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
開業コストが安い
小さな店舗は、開業に必要な費用が安く抑えることができます。内装のデザインや工事や什器などが、大きな店舗に比べ、規模やサイズが小さく収まるため費用が安く済みます。
こだわりのあるデザインや、コンセプトに合った家具をそろえたりと、他のことに費用をあてることが可能です。家賃や光熱費などの固定費も安く抑えられるメリットもあります。
アットホームな雰囲気が出せる
店内のスペースが限られており、スタッフの距離感が近く、アットホームな雰囲気が出せます。
大きな店舗では、客席などとスタッフとの距離が保たれているため、アットホームな雰囲気は出せません。
しかしアットホームな雰囲気を求めていないお客様には、不向きであるため客層を絞ることが必要です。
隠れ家的要素が生まれる
小さな店舗は、通りがかりの人などから見つけられることが少なく、隠れ家のような店舗になることがあります。
目立たないことのデメリットを、メリットとして生かすことで、店舗のアピール材料にすることが可能です。
店舗の位置などから、隠れ家の要素が生まれる場合は、そのメリットを店舗運営を行いましょう。
小さい店舗デザインのポイント
小さな店舗のデザインのポイントは、限らたスペースを有効に使うことです。
・厨房と客席のバランス
・回転率、動線を意識したレイアウト
・空間を広く見せるデザイン
ここからは各ポイントについて詳しく解説していきます。
厨房と客席のバランス
店内のスペースが限られてしまうため、調理場や売り場などの各スペースのレイアウトが非常に重要です。
各スペースには必要最低限の空間が必要となるため、店舗の形態やコンセプトにあったレイアウトによって、小さいながらも快適な空間づくりが必要です。
限られたスペースの有効活用は小さな店舗のデザインで重要です。厨房を広くすると、調理などは快適になりますが、客席が少なくなり、一度に入店できるお客様の人数が減少します。
逆の場合では厨房が狭く、客席が広いとお客様の人数は増えても厨房が不便となり対応しきれない可能性が出てきます。スタッフの人数や店舗としての、一度に対応できる人数と調理などに必要な最低限のスペースなどの把握をしっかり行いましょう。
回転率、動線を意識したレイアウト
小さな店舗運営において、回転率は意識しておかなければいけません。収容できるお客様の人数が決して多くないため、回転率を上げるか客単価をあげなければ売上があがりません。
さらに、店内の動線は不自由やストレスを感じにくいレイアウトにする必要があります。隣の座席との距離が近いと落ち着いて食事ができない可能性があります。
お客様の距離感と合わせて、スタッフの動線にも意識をして、配膳などの際に不便にならないレイアウト設計を行う必要があります。
空間を広く見せるデザイン
狭く限られた空間でも、デザインによって広く見せることが可能です。例えば白色などの明度の高い色を壁紙や天井などの面積が多い部分使用することで、空間を広く見せることが可能です。
さらに天井を高くしたり、間接照明を利用することで、空間に奥行きを出したりして、広さを向上できます。
隠れ家的な要素を取り入れた店舗では、暗色を使用でわざと広さを感じさせない色を使用する方法もあります。店舗のコンセプトにあった演出を行いましょう。
小さい店舗の魅力を引き出すコツ
小さな店舗では、魅力を引き出すコツとしていくつかのポイントがあります。
・コンセプトを明確にする
・特定のお客様をターゲットにする
・入店しやすい看板などを設置する
上記の項目について詳しく解説していきます。
コンセプトを明確にする
小さな店舗の魅力を引き出すためには、コンセプトを明確にする必要があります。
限られたスペースでは居心地のよさなどに限界があるため、コンセプトを明確にし、他店の差別化を行い、独自のアピールポイントをつくることが重要です。
特定のお客様をターゲットに
小さな店舗では、大人数グループでの来店に対応できません。小規模グループや、おひとり様、女性客をターゲットにすることがポイントです。
前述のコンセプト設計の際には、メインターゲットも同時に設定しましょう。大型店舗や周辺の競合店舗と同じ客層をターゲットしないことが重要です。
入店しやすい看板などを設置する
小さな店舗は、ファサードの面積も小さいため、目立ちにくく、入店しにくい面があります。
そのため、入店のしやすい工夫が必要です。ファサードのデザインやメニュー看板などでデザインの工夫を行いましょう。
まとめ
今回の記事では、小さな店舗運営の成功に向けて、デザインの重要性や魅力を引き出すコツについて解説していきました。小さな店舗は、メリットばかりでなく、デメリットとなる部分も多くあります。
しかしデザインのポイントやその店独自の魅力を上手く引き出すことができれば、長く愛されるお店になります。小さな店舗開業でお悩みの方は、私たちサイファーにぜひ一度ご相談ください。
デザインコンセプト作成の流れは以下のページでも詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。
