小さい店舗デザインのコツは限られたスペースを最大限に活用すること!成功事例から学ぶデザインの秘訣

小さい店舗デザインのコツ

面積の小さい店舗をどうデザインすればいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

小さいから集客が望めない、なんてことはありません。小さい店舗にはメリットもあり、それをうまく使うことで繁盛店を作り上げられます。

狭小スペースをデザインする上で知っておきたい、小ささを活かすコツや注意点を紹介します。

小さい店舗のメリット

まずは、小さい店舗のメリットを見てみましょう。このメリットを活かせばきっといい店舗が完成するはずです。

アットホームな雰囲気をつくりやすい

アットホームな雰囲気

面積の小さい店舗は、必然的にお客様とスタッフの距離が近くなります。そのため、コミュニケーションが生まれやすく、アットホームなイメージのお店がぴったりです。

また会いに来たくなる、話に来たくなる居心地のいい店舗を目指して、お客様とスタッフの距離感を意識したデザインを考えましょう。

開業コストが比較的低い

開業コストが比較的低い

大きな店舗に比べて、工事費やインテリアなどの規模が小さくて済むため、開業にかかる費用が抑えられることがメリットです。「お店を持ちたいけど開業コストがネック」と考える方は、まず小さな店舗からはじめてみるのもいいかもしれません。

開業後の賃貸料や光熱費も、小さいスペースなら比較的低めに抑えることができるので、コストが心配な方におすすめです。

少人数で回せる

少人数で回せる

小さいお店は、目が行き届きやすいのでスタッフの数を抑えられます。一人で開業したい場合にもぴったりといえるでしょう。

スタッフの数が少なくて済むということは、人件費が削減できます。開業コストに加え、人件費も抑えられるので、手軽に開業できるのが嬉しいポイントです。

小さなスペースを活かすコツ

では、小さなスペースを活かすコツにはどのようなものがあるでしょうか。3つのコツを詳しく解説します。

コンセプトを明確にして世界観をつくる

コンセプトを明確にして世界観をつくる

小さな店舗ほど、コンセプトを作り込めば独自の世界観を簡単に演出できるでしょう。なぜなら、広い店舗よりも空間が濃縮しており、視界に店舗全体が収まりやすいので、より世界観がわかりやすくなるからです。

どのような層に来店してほしいか、どのようなお店にしたいかなどを考えて独自のコンセプトを打ち出すと、他にはないインパクトのある店舗になります。

店内のキャパを決めておく

店内のキャパを決めておく

店内にどれくらいのお客様が入れるかをあらかじめ決めておくのも大切です。

小さいからこそ、ごった返してしまっては不快感につながります。飲食店であれば、店内の食べるスペースに加えて、食べている人が圧迫感を覚えない場所に待つスペースを設けることが大切です。

小売業であれば、目玉となる商品を一箇所に集中させず、お客様が分散するような配置にするといいでしょう。

小さくても圧迫感のない空間をつくる

小さくても圧迫感のない空間をつくる

狭い空間で、さらに天井が低かったり入り口のドアが封鎖的であったりすると圧迫感を感じます。天井はできるだけ高く取り、入り口はガラスなど透け感のある素材を使って、少しでも狭さを強調してしまわない工夫をすることが大切です。

また、什器の配列や装飾品の飾り方でも、広く見えるようにする方法があります。あまり背の高い什器は避けつつ、絵やデザイン的な装飾を空間上部に設けて目線を上に上げるなどすると、圧迫感が気にならなくなるでしょう。

小さい店舗をつくる時の注意点

小さい店舗をつくる時に気をつけたい注意点があります。小さな空間を少しでも広く、そしてより快適にするためのポイントなので、チェックしておきましょう。

導線のデザインを綿密に

導線のデザインを綿密に

視覚的なデザインも重要ですが、感覚的な使いやすさや居心地を左右する導線のデザインにも力を入れることを忘れずにしましょう。

スタッフの導線とお客様の導線が重なっていたり、お客様にストレスを与える導線だったりすると、客足が途絶えてしまいます。

滞在中にストレスを感じない導線が確保されているかどうかを注意しながらデザインをすることが大切です。

また、スタッフが働きやすい導線も考えましょう。お店にはいろいろな導線があるので、それぞれの立場で考えるといい店舗が出来上がります。

入りやすさを重視した入り口にする

入りやすさを重視した入り口にする

小さい店舗はファサードの面積が大きく取りにくい場合もあるので、視覚的に入りやすい入り口をつくることが重要です。

いくら内装にこだわっても、店舗自体に気づいてもらえず、素通りされてしまっては意味がありません。

わかりやすい看板はもちろん、目を引く色や素材を駆使して入りたくなるデザインに仕上げましょう。控えめな印象だと「入りにくい」と感じることもあるので、お店であることをしっかり主張していくことがポイントです。

空間を狭く見せる飾りすぎに注意

空間を狭く見せる飾りすぎに注意

小さな空間にあれもこれもと要素を詰め込みすぎてしまうと、窮屈な印象を与えかねません。たくさん飾りたくなってしまう気持ちもわかりますが、引き算をする作業も大切です。

どれが必要でどれが不要かを判断し切れない時は、一度全部飾ってからバランスを見てマイナスしてもいいでしょう。小売店の場合は、ディスプレイする商品はもちろん、在庫として陳列する商品の数もポイントとなります。

ごちゃごちゃしすぎない、ほどよい装飾の仕方を考えるとすっきりした印象の店舗に仕上がります。

まとめ

小さい店舗デザイン

小さい店舗をデザインするための、スペースをうまく活かすコツや注意点を紹介しました。小さい空間はデメリットと捉えられがちですが、コストの低さやコンセプトを凝縮させやすいことなど、メリットもたくさんあります。

私たちサイファーは、お持ちの空間を最大限に活かすデザインを発案しています。「どうすればいい店舗になるだろう」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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