【店舗開業コスト削減】低予算でも開業できる!開業費用を安く抑える方法とアイデア|イニシャルコストで見直すべきポイントとは

開業費用を削減する方法

ビジネスを始めるためには、必要不可欠なのが開業費用です。しかし、開業費用は大きな負担であり、低予算での開業は難しい場合もあります。開業を検討している方の中には、費用不足で諦めかけている方もいるのではないでしょうか?

しかし、正しい方法を使えば、開業費用を削減することが可能です。開業費用の削減方法やコストの見直し方についてご紹介します。開業費用で悩んでいる方に限らず、開業を考えている方にとって役に立つ内容です。ぜひ、費用削減に取り組んでみてください。

店舗の開業に関するトピックは以下の記事カテゴリーでまとめています。開業するときにどんな手続きが必要なのか?開業資金はどれくらい必要か?など、をわかりやすくまとめていますので、ぜひこちらも合わせてご確認ください。

店舗開業のポイント

開業費用(イニシャルコスト)とは

開業費用の重要性

開業費用(イニシャルコスト)とは、開業に必要な投資費用のことをいいます。開業費用は、事業を始める前に必要な設備や開業場所の賃料、店舗改装や広告宣伝費などを指します。

これらの費用を正しく見積もり、しっかりと把握しておくことが、開業成功へとつながります。また、開業費用を把握しておくことは、開業後の経営にも影響を与えます。無駄なコストを削減し、経営効率を高めることが開業費用を削減するうえで重要です。

一般的に開業に費用な費用とされるもの

一般的に開業に必要とされる費用は、主に物件取得にかかる費用と、物件取得後の店舗を造る、運営する費用に分けられます。それぞれ代表的なものは以下の通りです。

物件取得関連

  • 保証金
  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介料
  • 造作譲渡料(居抜き時)
  • 先払い家賃

店舗設備・運営費

  • 内装工事費用
  • 厨房設備の導入費
  • 看板設置費
  • 内装及び設計費用
  • 店舗清掃費
  • 広告・宣伝費
  • 販促活動費
  • 必要な備品の購入
  • 開業前の経常費用

飲食店を開業する際の初期費用の概要と詳細

飲食店を開業する際の初期費用の概要と詳細

日本政策金融公庫のデータによれば、飲食店を始めるためには平均で900万円弱の初期投資が必要と言われています。

そのうち最も大きな部分を占めるのが、内装工事費用で、約4割強です。店舗を借りる際には空っぽの状態(スケルトンや居抜き)で引き渡されることが多いため、開店に先立って内装工事を行う必要があるのです。

次に大きな割合を占めるのは、キッチンの設備や冷蔵庫、陳列棚などの備品にかかる費用で、全体の約2割強です。さらに、最初の半年間の運営費と賃貸料が、それぞれ全体の約2割弱を占めています。

最初の半年間の運営費と賃貸料も開業費用として計算する

新しく飲食店を開業すると、最初の段階では売上がなかなか安定しないものです。そのため、最初のうちは赤字になるかもしれないことを見越して、これからの生活費をちゃんと考えておく必要があります。

家族の人数や生活スタイルによって変わりますが、150万~200万円くらいは用意しておきましょう。

先程の初期投資と合わせると、1,000万~1,200万円くらいが必要になります。そのうち全体の3割くらいを自分のお金で用意し、残りは借り入れで対応していることが一般的です。

開業費用を削減するためにできること

ここからは開業費用を削減するためにできることを解説いたします。しかし、すべてを記載することは難しいため、要点をまとめて記載いたします。

実際に開業をご検討される際は、店舗デザイン会社に相談しながら、コストダウンを図ることを強くおすすめします。コストダウンにも丁寧に相談に乗ってくれる会社を選びましょう。もちろん私たちサイファーにお気軽にご相談ください。

開業店舗の場所選び

開業店舗の場所選び

開業する場所は、地域の物価や競合店舗の存在、交通の便や駐車場の有無など、様々な要素を検討したうえで選びます。なかでも賃料や周辺環境、アクセスなどは費用に大きく影響します。

地域の物価が高い場所を選んだり、広すぎる場所を借りたりすることで、開業費用が高額になる可能性があります。地価の低い場所を選び、必要最小限の広さの場所を借りることで、コストを削減することができます。

ただし、安すぎる物件には注意しましょう。特に前のテナントがなぜ閉店したのか、理由はしっかり確認しておきましょう。テナントには「よく潰れる物件」というものがあります。これらの物件は、立地や周辺環境で集客に難ありの可能性があります。

物件の見直し(居抜き物件の検討)

物件の見直し(居抜き物件の検討)

通常の店舗だと、何もないスケルトン状態で始めることになりますが、居抜き物件は、最初からキッチンの設備や冷蔵庫、陳列棚、テーブルなどが付いています。以前のお店で使っていたものを引き継げるから、内装や備品にかかる費用の節約に繋がります。

ただし、居抜き物件だからといって、すべてが完璧というわけではありません。内装工事も部分的には必要になることが多いです。安さを重視したばかりに内装が自分の思い描いていたコンセプトと合わなかったりすることもあるため、慎重に選ぶことが大切よ。

用意する必要がある設備や備品の見直し

用意する必要がある設備や備品の見直し

開業に必要な設備や備品、内装工事などを見直すことで、コストの削減ができます。例えば、業務ないで利用する備品や設備を中古品にしたりレンタル品にしたり。必要最小限の備品や設備のみを用意することで、開業費用の削減につながります。

また、開業するために必須となる店舗の内装工事費用も見直しをしましょう。内装工事に必要な費用は決して安いものではありません。余分な工事やオプションが追加されていないか確認が必要です。

人件費の削減方法

人件費の削減方法

人件費は、開業費用の大きな項目の1つです。低予算で開業する場合には、人件費を削減する方法を考える必要があります。

例えば、業務委託やアルバイトを活用する、自分自身が多くの業務を担当するなどがあります。無理をするのはよくありませんが、開業費用を人件費に無駄に使っていないか見直しをしてみましょう。

また、家族を従業員として雇用する計画がある場合、青色申告を採用ししょう。税務局への「青色事業専従者給与に関する届出書」の提出が必須となります。

この書類の提出を怠ると、家族を正式な従業員として雇用し、給与を経費として計上する権利を失う可能性がありますので注意です!

定款認証費用の削減

定款認証費用の削減

少しむずかしい話になりますが、飲食店を経営するために会社を設立する際、定款の作成が不可欠です。この文書には事業内容、商号、住所、基本規則などが記載され、公証役場にて認証を受ける必要があります。

この認証手続きは通常、本社所在地の公証役場で行い、収入印紙代として4万円が必要とされます。

しかし、最近の技術の進展により、オンラインでの定款の認証が可能となっております。この電子認証を利用すると、収入印紙代が不要となります。このように各種申請にかかる費用の削減を検討しましょう

ビジネスプランの見直し

ビジネスプランの見直し

ビジネスプランの見直しによって、コストを削減することができます。ビジネスプランの見直しといっても、大がかりなものではありません。自分自身が開業するビジネスについて、改めて深く知り改善点を見つけていきます。

例えば、以下のようなものが考えられます。

・業務プロセスの見直し

・商品やサービス内容の見直し

・コスト構造の見直し

開業をしていくにあたって、ビジネスプランの見直しをすることでコスト削減に限らず効率化なども期待できます。

これらのプランの見直しには、プロの力を借りることをおすすめします。特に店舗設計を依頼する店舗デザイン事務所では、内装工事費用と合わせて、これらのプランの策定を補助してくれるところもあります。

もちろん、私たちサイファーは、店舗デザイン設計だけではなく、ビジネスプランの見直しも対応させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

補助金の活用

補助金の活用

補助金とは、政府や地方自治体、非営利団体などが特定の目的や活動を支援するために提供する資金のことです。これは、公的な機関や団体が特定のプロジェクトや事業を実行したり、特定の条件を満たす個人や企業を援助するために利用されます。

これから開業を目指される方は補助金の活用を検討しましょう。場合によっては開業費用の大きな足しになる可能性があります。補助金活用は私たちサイファーにご相談ください。

経験豊富な弊社のパートナーの中小企業診断士が補助金・助成金の取得をサポートします。店舗デザイン設計とかけあわせて、申請から採択、デザイン設計、施工、開業、実績報告、受給まで一貫したサポートを提供しています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。

サイファーの店舗に関する補助金取得サポート

店舗開業の費用を安くするには無駄を無くそう

開業費用を削減する方法

開業費用を削減する方法は様々ありますが、今回は4つご紹介しました。ただ、費用削減を目的とすると労働力が足りなくなったり、売り上げに影響したりします。必要なコストをしっかりと把握して、有効活用できるように見直しや計画を立てていきましょう。

また、ビジネスプランは開業前に限らず開業後も定期的に行うのがおすすめです。常に改善点を見つけて、無駄なコストを削減していくことがビジネス成功への道筋となります。ぜひ、参考にしてみてください。

サイファーでは、店舗改装や内装工事のご依頼をお受けしています。10年以上におよぶ解体業の実績があり、解体費用を抑えることが可能です。資金に余力ができることで、選択肢が広がり理想の店舗作りへと近づけられます。店舗開業や店舗改装をお考えの方は、ぜひサイファーへご相談ください。

私達がこれまで手掛けてきたデザイン事例(設計事例、施工事例)をご紹介します。 店舗デザイン、オフィスデザイン、住宅のデザインなど、幅広いジャンルの設計施工を承っております。気になるデザインがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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