【顧客満足度アップ】店舗デザインで購買体験を向上する方法!照明、色彩、素材を活用したデザイン設計のポイントを解説します

売り上げをアップするには、お客様の購買体験を向上しなければなりません。そのためには、照明や素材などこだわりの要素を活用した店舗デザインが必要です。この記事では、お客様の購買体験を向上させる照明や素材などの店舗デザインを考える時のポイントをご紹介します。

デザインコンセプト作成の流れは以下のページでも詳しく解説しています。実際にお客様に提案しているマインドマップや図表、イメージパースを元に、考え方の整理方法からコンセプトを具現化するまでを解説していますので、ぜひこちらもご参照ください。

デザインコンセプト作成の流れ

購買体験とは?

購買体験とは、商品を認知してから購入するまでの過程を指す言葉です。購買体験を高めることを目的としたデザインでは、ただ商品を買ってもらうのではなく、購入にいたるまでの流れ、スタッフとのやりとりをデザインに落とし込みます。お客様の購買体験を高めることで、満足度が高くなりリピート来店が見込めます。

では、購買体験をしてもらうにはどのような対策を行えば良いのでしょうか。1つは店舗デザインにこだわることです。何を買ったかではなく、どこで買ったかを重視するため、店内の雰囲気にこだわる必要があります。ここからは購買体験を意識した店舗デザインのポイントを解説します。

購買体験を意識した店舗デザインのポイント

それでは顧客の購買体験を高めるポイントを解説します。やみくもに「おしゃれさ」を追求するのではなく、顧客目線になって各部のデザインを考えることが重要です。

お客様の動線

お客様の動線

購買体験を意識した際にもっとも最初にタッチするポイントは店舗の動線設計です。コンビニや百貨店などで商品を眺めながら、ついつい買ってしまった、という経験は皆様あると思います。

店舗も同様で、お客様が店舗に入ってから、商品を見て、レジに進み購入するまでの動線がスムーズだとついつい人はぐるっと店舗を巡って買ってしまうものです。

レストランでの喫食も同様で、オーダーから食事、会計、退店までがスムーズだと居心地の良い店舗だと認識してもらえる可能性が高まり、購買体験の向上に繋がります。

このように購買体験を高めたい場合は、まずはお客様が店舗に入ってから退店されるまでの動線を見直してみましょう。

照明のデザイン

・お店のコンセプトに合った照明にする

・採光を配慮した照明設計をする

店内に設置する照明は、お店の品格や雰囲気に影響するだけでなく、お客様の滞在時間にも関係します。照明の光がまぶしい場合、お客様は店内の居心地を悪く感じてしまいます。そうすると滞在時間が短くなり、売り上げ向上が期待できなくなります。

また、業種によって適切な照明の色温度を選ぶ必要があります。青系の色は食欲減退の色と言われており、飲食店ではあまりおすすめしない色合いです。雰囲気作りのインテリアとしてだけでなく、お客様が快適に過ごせる環境作りや売り上げ向上を目的として照明を選びましょう。

色彩

・ターゲットのお客様に合わせた色彩を選ぶ

・業種に合わせた色彩を選ぶ

・ポイントとなるカラーを使う

店舗デザインで失敗しがちなのが、店主の好みに合わせた色味を選んでしまうことです。集客したいのは、店主ではなくお店のコンセプトに合ったお客様です。ターゲットとなるお客様に合わせた色彩を使い、集客しやすい環境を作りましょう。

また色には心理的な効果があり、業種に合わせた色彩を選ぶことが重要です。

暖色の場合:食欲増進、温かい印象

寒色の場合:リラックス、クールな印象

ただし、お店のコンセプトによって心理的効果とは関係のない色を選ぶこともあります。悩んだ時にはデザイナーに相談をしてみましょう。

素材

・お店のコンセプトに合わせた素材を選ぶ

・価格と性能を重視した素材を選ぶ

店舗デザインの大きな部分を占めるのが壁の素材です。お客様の居心地やお店の雰囲気に関わるため店舗デザインでこだわりたいポイントの1つです。壁の素材でよく使用されるものは主に4種類あります。

1.クロス

価格が安いため、費用を抑えたい方におすすめです。また、クロスは色に限らずデザインも種類豊富で業種を問わないためどんなお店でも仕様ができます。

2.塗り壁

漆喰や珪藻土などの和の雰囲気や近年のトレンドであるモルタル系の無機質な素材など様々表現ができる素材です。材料によっては、ヘアクラックなどひび割れが発生するものもあるので、特徴を生かして用途を考えていく必要があります。

3.タイル

デザイン性に優れたタイル素材。汚れや傷が付きにくいため長年の使用もしやすいでしょう。また、掃除が水拭きでできるため管理が楽になります。

4.木材

温かみのある木材は、安心感が与えられる壁素材です。木材は使用する年数が経つほど味がでるため、経年劣化が楽しめます。しかし、保護塗料を塗るなどの手入れも必要なため管理に手間がかかるのがデメリットです。

こだわりの店舗デザインで購買体験を向上しよう

お客様の購買体験を向上するために必要な、店舗デザインでおすすめの色や素材についてご紹介しました。売り上げにも関係する購買体験は、店舗デザインで演出することができます。

飲食店であれば温かみのある色をメインに店舗デザインし、化粧品店であれば清潔感のある色をメインに店舗デザインすると良いでしょう。ご紹介した内容をもとに、照明や色彩など店舗デザインをしてみてください。

私達がこれまで手掛けてきたデザイン事例(設計事例、施工事例)をご紹介します。 店舗デザイン、オフィスデザイン、住宅のデザインなど、幅広いジャンルの設計施工を承っております。気になるデザインがございましたらお気軽にお問い合わせください。

サイファーのデザイン施工事例